to-fuです。 三国ドロケイ。 ※ネタバレすこし含みます。 月の国、星の国、太陽の国。 月の国の明石たちは管制塔にまでたどり着きました。管制塔では役職「オペレーター」がいれば有利になったのですが、明石、ハンナ、ジェイクは「オペレーター」ではないので使いこなせませんでした。役職を上手に使った国が、三国ドロケイを制するわけですね。 このあと、星の国やら太陽の国やらがたくさんやってきます。太陽の国のダンデライオン、オスメス、カスタムボーイが特に強いです。太陽の国の幹部だけありますね。 太陽の国の人間は殺す必要もないのに、他の国の人間を殺そうとします。そのことがおかしいと思った明石は、太陽の国の幹部にやめさせるように言いますが、無下にされます。「これは、戦争ですよ」と。そのまま明石は捕まってしまいます。 捕まった先は、太陽の国の牢獄。そこに太陽の国のキング、リリィが待っていました。キング曰く、 生きるってのはそういう 「どうしようもないこと」の連続だろ? だそうな。 生きていることも、死んでしまうこともどうしようもないこと。さらに言えば、「感情」も「欲望」も「才能」も「運」も全部「どうしようもないこと」なんだとリリィは言っています。とても哲学的な感じがします。 そうだとしても人を殺すことはおかしいと明石は反論しますが、明石が「生きる」ことが間接的に他の人間を殺していることに他ならないと指摘されます。明石は月の国のキングなので、明石が生きれば必然的にどこかの国の人間が死にます。それも、1200人。 リリィも殺したくてやっている訳ではないそうです。このゲームを終わらせるため。その点に関しては明石と同じ思いでした。ただ、行動に仕方が真逆なだけで。 15巻で好きなシーンはこの明石とリリィの会話のところです。 「どうしようもない」ことの連続。 その連続が人間を形作っているという考えがなるほどなぁと思いました。 後半部分は太陽の国が他の2国を押しまくっています。このまま太陽の国が勝っちゃうの?というところで、最重要人物たちが登場します。そこで、15巻終了。ほぼ完全に第1部とつながりましたね。 16巻はもう発売してるかな? 買わねば!