スキップしてメイン コンテンツに移動

現代語訳 学問のすすめ

to-fuです。
『学問のすすめ』が『勉強のすすめ』だったら、売れていなかっただろうなぁと思います。



齋藤孝さんが福澤諭吉の『学問のすすめ』を現代語訳にしてくれています。そもそも日本語ではあるのですが、昔の言葉だとどうにも読みにくい。読みにくいと理解もしにくい。理解しにくいと本を手に取りにくい。本を手に取りにくいと、読む機会がない...そんな訳で、現代の人にもたくさん読んでもらえるようにと筆者は現代なりに訳してくれたのだと思います。『学問のすすめ』は当時、大ベストセラーになったそうですね。相当の人数がこの本を読んで将来の日本を支えようと奮起したのでしょうか。素晴らしいことです。

さて。
福澤諭吉の最も有名な言葉と言えば

『天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず』

と述べていて、簡単に言えば『みんな平等だよ』ということです。こうなると、よく平等を説きたいときには必ずこの文句を持ち出し相手を丸め込もうとするのですが、実際、福澤諭吉はこのようなことのために言ったのではありません。
さっきの名言には続きがあります。

『でも、世の中のを眺めてみると、身分の高い人や低い人もいる。賢い人も愚かな人もいるし、金持ちな人や貧乏な人もいる。こうした違いはなんだろう?』

福澤諭吉は考えた結果、『学問』が一番手っ取り速いということに気が付きます。だから、タイトルが『学問のすすめ』なのです。

結局、福澤諭吉もみんな平等だよという結論には至ってません。身分に雲泥の差があるのは、『学問』をしているかしていないかの違いによるものであると言っているのです。だから、『学問』をしよう、と。とても理にかなっています。

一方で、政府に対してはしっかり税金を払ってきちんと自分たちを保護してもらおうと説いています。自分たちを『保護する』と考えれば、税金ほど安いものはないとも言っています。なので、気持ちよく税金を払え、と。
そして政府に対して文句があるのならばしっかりと意見を述べるべきだ、とも。お金を払って自分たちを保護するのはもちろんのこと、政府の人間は自分たちが選んだ代表なのだから、しっかりと信念を貫いて意見し続ければ、いずれは変わるだろうと述べています。

この『学問のすすめ』には付箋を13枚貼りました。
どれもこれもためになるお話ばかり。今回取り上げなかった付箋の内容も、読んでいて「たしかに!」と思う点がたくさんありました。あとでもう一度読み直したらもっと付箋がつくだろうなぁ。

『学問のすすめ』のすすめでした(^o^)

参加しています、にほんブログ村。
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村






コメント

このブログの人気の投稿

PENTAGO ペンタゴ

海外版、5目並べ。 tо-fuです。 ボードゲームです。 スウェーデン生まれの、一発逆転ゲーム。 世界各国でゲーム大賞を取っているみたいです。 日本の5目並べに似ています。同じ色を5個並べれば勝ち。 ただ、日本版だと禁じ手がありますよね。四四だとか、長連だとか。おそらく、ペンタゴにはそのようなルールはないはず。 【ルール】 手番は白と黒です。 ボードは4個のブロックにわかれています。 自分の順番がきたら、ビー玉を1個ボードに置き、 4個のブロックのうち、1個を90°回転させます 。 5個自分のビー玉が並んだ場合に勝ちとなりますが、回転させたときにお互いが5個並んだ場合は引き分けです。 すべてのビー玉を置いて決着がつかなかったときも引き分けです。 すごく簡単に言えば、『回転する5目並べ』ですね。 tо-yuと何度か遊びましたが、攻略法としては ①4個のボードの、回転しても位置が変わらない場所をまず埋める(4か所あります)。 ②1個ブロックに3個連続して置く。 こんな感じでしょうか。 ①は確実に必要だと思われます。あえて位置不変の場所に置かないで対戦してみたところ、ことごとく負けました。やはり、動く盤面で『動かない』ものが存在することはかなりのメリットになります。 ②はそこまで攻略法ではないですね。 3個ノーマークで揃えばほぼ勝ちですが、なかなかそうはいきません。確実に邪魔されます。 なので、上手く『Г』このような直角を各ブロックで作り、回転させまくって5連にするのがベターなんじゃないかなと思います。

三角ドミノ

三角形のタイル。to-fuです。 〇コンポーネント タイル いっぱい タイルには数字が書いてあります。 〇ルール ①タイルを7枚引きます。 ②トリプル(数字が3つとも同じタイル)を持っているプレイヤーは出すことができます。その際、出したトリプルの合計点+10点を得ます。0のトリプルを最初に出した場合、ボーナスとして40点得ます。 ③順番が来たらプレイヤーはタイルを辺が揃うように場に出します。タイルを揃える際は、必ず数字が同じでないといけません。タイルを出せたら、出したタイルの数字の合計点が得点になります。出せるタイルがない場合、山からタイルを引きます。1枚ごとにマイナス5点となり、3枚引いても出すことができない場合はペナルティ10点減点、合計マイナス25点になります。 特殊加点 ・ブリッジ タイルの三角形の一辺とその反対側の頂点のみで他のタイルと接している状態です。橋が架かっているように見えます。40点です。 ・六角形 文字通り、タイルを6枚並べて六角形になった状態です。1つの六角形ができると50点。2つ同時だと60点。3つ同時だと70点です。 〇得点計算 手持ちのタイルを最初になくしたプレイヤーがそのラウンドでの勝者となります。 他のプレイヤーの手持ちのタイルの合計点数+5点をボーナスとして得ます。 誰もタイルを出せなくなった場合は、手持ちのタイルの合計点数が一番少なかったプレイヤーの勝利です。 この時は、相手と自分の合計点数の差分を得点として得ることができます。 最終的に、400点に到達したプレイヤーの勝利となります。 &&& to-yuとプレイ。 to-fu   45   140   100    to-yu  185    91   140    3回勝負して、416対285。ぼろ負けです。 ブリッジも六角形もなかなかできそうでできません。 特にブリッジなんかは、反対側のタイルの数字も考慮しないと置くことができません。要は六角形と同じ難易度です。それなのに、点数が低い。まぁ、頻度としては六角形より多いかもしれません。 1回戦のスタートダッシュが悪かったせいか、善戦むなしく追いつきませんでした。 ルールを見てもいまいちわからなかったのですが、これは負けたら自分は点数もらえ

ボードゲーム整理

のんびりボードゲームを整理してたら1日が終わりました。 To-fuです。 昨日届いた『アグリコラ ファミリーバージョン』と『ドミニオン:帝国』の整理をしていたら1日が終わっていました。びっくり。 まず、ネットで『アグリコラ』をどのように収納すれば良いのか検索したところ、100円ショップで収納ケースみたいなセパレートされてるやつを使うと良いと書かれていたので、Seriaで買ってきました。 その収納ケースにコマやタイルを入れていったのですが、1区画に1種類のコマが入らないものもあって、結局収納ケースは2個使うことに。そのせいで、箱の収納がぴったりではなくなりました← あとで買い直してきます← あとは、『ドミニオン:帝国』のカードにスリーブを付ける作業。 これも、Seriaでスリーブを買ってきました。 Seriaでは、スリーブのサイズがSとLの2種類があって、今回はSを10個買いました。 ですが...ドミニオンは、Sサイズではぎりぎり入りません。上の部分が少しはみ出します。 なので、Lのスリーブを使わないといけないのですが、残念ながら、今日買ったスリーブは全てSサイズ。 仕方がないので、過去にLを使ったカードゲームのスリーブを外して、ドミニオン用にしました。 そのカードゲームがこちら ↓↓↓↓↓↓ 左下から ゲシェンク ハゲタカのえじき ソロ ヒット・ザ・デック 左上から フェレータ コロレット アマゾネス 渡る世間はナベばかり ストップ そして、右端にはLスリーブ×2。 上のカードゲームを全てSスリーブに替えた結果出てきたスリーブたちです。 これで、どうにか『ドミニオン:帝国』はスリーブに入れることができました! ただ、1つ問題が... 過去のドミニオンシリーズと、【スリーブの大きさが異なる】... つまり、拡張を入れて遊ぶ際に、『帝国』と一緒に遊ぶと、スリーブの大きさが違うからすぐにわかってしまう訳です。これはまずい。 なので、これから少しずつ少しずつ、過去の拡張用にSeriaでLサイズのスリーブを買っていこうと思います。 1つの拡張でカードが300枚あるとすると、Lスリーブが350枚(540円分)だから、単純に拡張9個で約5000円くらいですね。 少しずつ変えていこう。のんびりや