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眼球堂の殺人

To-fuです。
読書読書。

毎月、自由に本を買うことができなくなったので、自分ルールとして
①新刊(発売して2か月以内)は本屋で買うことができる。
②それ以外は、アマゾン等の中古を買う。
ということにしています。

まぁ、このルールを作ったところで本屋に行く頻度は全く変わらず、暇なときにはふらっと本屋で面白そうな本を探しています。
そんな時に見つけた本がこれ。

『眼球堂の殺人』




作家は、周木律さん。
作家を見た瞬間に『周期律』を思い浮かべました。あぁ、この人はきっと理系なんだろうなと。
実際、作者プロフィールには建築学科卒業とあり、まぎれもなく理系でした。
話の内容は『数学と建築』という感じ。主人公が天才数学者なので、数学の話がいっぱい出てきます。
『一匹の黒い羊の話』なんかは、数学の読み物でよく出てくる話題だし、数学者の偏屈な感じ(偏見?)が読んでいて飽きませんでした。分厚いのにも関わらず、1週間で読み終えました。

解説にも出ていましたが、理系ミステリィと言えば、森博嗣さんの『S&Mシリーズ』や青柳碧人さんの『浜村渚の計算ノートシリーズ』が浮かびますが、読みやすさで言えば、これらの中間あたりだと思います。

この本から始まる『堂シリーズ』、2作目は12月に文庫されるみたいです。
タイトルは『双孔堂の殺人』。
今後、『陸奥藍子』がでてくるのかが気になります。

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